テキストエディターとしてSublime Textを使用したPythonの開発環境を構築する方法を説明する。
インストール
Sublime Textをダウンロードしインストールする。
基本的な使用方法
ファイル作成
SublimeTextは拡張子pyのファイルはPythonファイルであると認識する。例えば、新規ファイルにprint(“Hello SublimeText”)と入力しhello.pyというファイル名で保存すればPythonファイルとして認識される。
実行
Command + B (Mac) / Ctrl + B (Windows) でビルドすると実行結果が下に表示される。
基本的なプラグイン
プラグインをインストールするための準備
メニューのTools -> Install Package Control…をクリックするとプラグインをインストールするための環境がインストールされる。
プラグインをインストール
Command + Shift + P (Mac) / Ctrl + Shift + P (Windows) で入力バーを出現させ「install」と入力する。「Package Control: Install Package」を選択する。
するとインストール可能なプラグインの一覧が表示される。
ここではAlignment、Whitespace、Smart Deleteという3つのプラグインをインストールする。下記のように入力欄から検索して順次インストールする。
以上でプラグインのインストールは完了。
プラグインの効果
Alignment
Alignmentというプラグインは「=」の位置を揃える機能を持つ。
例えば下記のような「=」の位置がずれたコードが有ったとする。「=」の位置を揃えたい行を選択する。
Command + Ctrl + A(Mac) / Ctrl + Alt + A (Windows) で「=」の位置を揃えることができる。
Whitespace
Whitespaceというプラグインは不要なスペースを削除する機能を持つ。メニューのEdit -> Whitespace -> Remove Trailing Whitespace on Saveにチェックをするとファイル保存時にこの機能が働く。この設定はSublime Textを再起動すると元に戻ってしまうが元に戻らない方法は後述する。
例えば下記のように0、1、2の数字の後ろに不要なスペースが存在したとする。ここではスペースが見えるように全選択しているが実際は全選択はしなくてよい。
ファイルを保存する。そうすると後ろのスペースが除去される。
Smart Delete
下記のような複数行にわたるコードを1行にまとめたいときに使えるのがSmart Deleteである。
Smart Deleteを使わずにコンマの後ろでdeleteして1行にまとめようとするとインデントのスペースが残ってしまうため下記のように不格好になってしまう。
Smart Deleteをインストールしているとインデントを自動的に削除してくれる。
基本的なユーザー設定
Preferences -> Settingsでユーザー設定用のウィンドウが出現する。左側がデフォルト設定である。右側にユーザー設定を記載するとユーザー設定が優先される。ここでは下記赤枠の2行を記載する。
コピペ用コード
"remove_trailing_whitespace_on_save": true,
"translate_tabs_to_spaces": true,
1個目の”remove_trailing_whitespace_on_save”: true,は前述のWhitespaceプラグインのRemove Trailing Whitespace on Saveの設定を行っているという意味である。下記画像の設定がデフォルトになるということである。
2個目の”translate_tabs_to_spaces”: true,はTabを入力するとSpaceに変換する設定をデフォルトにするという意味である。下記画像の設定がデフォルトになるということである。
基本的なショートカット
Sublime Textの基本的なショートカットを記載する。
Mac | Windows | |
ビルド | Command + B | Ctrl + B |
行を複製 | Command + Shift + D | Ctrl + Shift + D |
複数行で「=」の位置を揃える ※要「Alignment」プラグイン | Command + Ctrl + A | Ctrl + Alt + A |
ライセンス認証
ライセンス認証しないとたまに「ライセンス認証してね」というメッセージウィンドウが出てくる。ライセンス認証しなくても全機能使うことができる。私はライセンス認証していない。
まとめ
テキストエディターとしてSublime Textを使用したPythonの開発環境を構築する方法を説明した。
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